第二回 はつか会

来年2月20日に、兵庫県尼崎市にある「兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター」を開催致します。
こちらは実行委員として携わる他、二曲ほど演奏もします。
第一回目は2016年2月20日、文字通り「20日」に開催したので「はつか」会となりました。もう一つの意味として、後付けですが、「はっか」剤。
当時の若い面々で(学生邦楽出身者を中心に)非公開勉強会をしよう、お互いに刺激をあたえ、高め合い、盛り上げようと企画したのが始まりでした。
出演者全員にアンケートを配り、記入を必須とし、同年代でお互いに意見交換も行い、そして最後は打ち上げで盛大に楽しみました。
来年の開催は6年ぶりとなり、第一回目出演者も大勢出演致します。この6年間で世の中も大きく変わり、邦楽界は当時以上に逆風を受けているように感じます。
2022/2/20時点で、コロナがどのようになっているか予想は出来ませんが、寂しくなったしまった邦楽界に少しでも活気をと思います。
既に多くの方に問い合わせ頂き、着々と席も埋まってきております。本当に嬉しいです。

実行委員としてやることも盛り沢山ですが、こういう雑務も結構好きなので、楽しくやらせていただいております。
出演者のみなさん、当日は元気にお会いしましょう。

掲載日時:2021-12-15

気ままなライブ ありがとうございました。

11月に入りました。少し寒さも出てきて冬の訪れを感じます。
先日11/5(金)の「気ままなライブ」無事に終えることが出来ました。平日の夜ですのに予約では満席、ただどうしても当日体調優れず何名かの方がキャンセルされましたが、それでも30人超えの来場に心より御礼申し上げます。お越しいただきました皆様、また応援してくださった皆々様本当にありがとうございました。
楽屋見舞いもたくさん頂き嬉しいです。
楽屋入りして椅子のセッティングやリハーサルなどしているとあっと言う間に開場時刻。実は開場前から既にお越しいただいている方何名かいらっしゃり驚きました。(嬉しい)
前半は着物、後半は洋装で曲のチョイスも古典物と現代物と切り替えてみました。
僕自身は「越後獅子」「万歳」「箏と三絃のための嬉遊曲」「吉祥文様」のすべて三絃を演奏、毎回調弦が違ったので何か対策をしても良かったような、なんて後の祭りですが反省しております。
(少し曲ごとに調弦が暴れてしまいました)

リハーサル風景


最後の吉祥文様の前のひととき、このあと話題をキラーパスされます。


実は愛用している自分の撥が修理中で当日間に合わず妻の撥を借りました。


1日おつかれさんでした!


曲ごとに何箇所か反省点はありますが、普段の合わせから「楽しく」をモットーに頑張ってきました。
その楽しさが少しでもみなさんに伝われば良いなあ、なんと思っておりました。
あまり気負わず、何かあっても何とかなる方針で、演奏中も何かがおきましたが結果的に何とかなったので結果オーライです!笑
次回は来年、再来年、いや10年後?

このメンバーでお会いできるのをお楽しみに。

掲載日時:2021-11-10

第12回峰の会地歌箏曲演奏会

10月に入りました。にもかかわらず夏みたいに暑い日も何日かあったりして、感覚が麻痺しますね。
先日の日曜日に最後のリハーサルを終え、いよいよ今週末に「第12回峰の会地歌箏曲演奏会」が開催されます。
年一で開催される菊重先生社中の定期演奏会で、第4回目から参加させて頂いており、毎年思っていますが結構経ちました。
今年は5曲出演させて頂きます。内1曲は先日ありました「古典を勉強する会」で勉強させて頂きました「御山獅子」。
ゲストの尺八の永廣先生と菊重先生、そして勉強会で共演した菊重絃生さんと4人で演奏致します。楽しみですが気を抜かずにしっかり稽古します。
別で「春、夏、秋と祭りと」ではお楽しみの十七絃をこれまた一人で担当します。毎年1曲は十七絃弾くようにしていますが、今年も汗だらだらかきながらの演奏になりそうです苦笑

もしもお時間ございましたら、是非お越しください。


峰の会のあとは、いよいよ迫ってきました「気ままなライブ」に向けて集中して取り組まなければ、、と。

掲載日時:2021-10-13

気ままなライブ

9月に入りました。先月は記事がかけておらず申し訳ありません。
上旬に本番、下旬にコンクール、また本番と続きバタバタしておりました。

さて先月ありました延期に延期を重ねていた九州でのコンクール、残念ながら結果を残すことが出来ませんでした。
たくさんの応援を頂いておりましたのに、お応え出来ずに悔しい気持ちでいっぱいです。
周りのみなさんも強者揃いで、とても刺激を受け帰って来る事が出来ました。学ぶことも多いコンクールでした。
同じ曲を約3年以上弾き続けるのは曲の理解が進みますが、生活の一部みたいになっていて不思議と弾かなくなると落ち着かないですね。笑

多くの課題を持ち帰ってき、精査し、来年のコンクールに挑戦したいと思います。

さて、来る11月にライブを催します。
「中一喬・菊怜峰好貴による気ままなライブ」
お時間ございましたら是非お越しください。平日金曜日の夜になりますので、お仕事終えてからにでもお立ち寄りください。
入場無料ですが、席数に限りありご予約をお願い致します。既に何名かの方からご予約を頂戴しております。

出身大学は違いますが、同じ年に生まれた中一喬さんとのライブです。日頃からよくバイクで旅に出る仲で、今では共通点も多い友人です。
演奏曲はお互いに好きな曲を持ち寄りました。
近頃は演奏会やライブの曲目に何かしらの意味を持たせることが流行っていますが、たまにはこういう何でもない、ただ好きな曲を演奏するライブもあって良いと思います。
文字通り気ままにライブを行います。ただやるからには真面目にやりますので、みなさん来てくださいね。

掲載日時:2021-09-08

気づけば七夕

7月に入りました。先月の記事を読みますと全然雨降っていなかったみたいですが、現在は大雨。
やはり梅雨は例年通り安定して嫌な雨が降りますね。カレンダーの予報を見ると来週いっぱい雨ですが下旬につれて晴れが続くようです。
そのころには梅雨明けでしょうか? 三絃の皮的に後少しの辛抱ですね。

さて、今月は会無くひたすら自分の稽古や来月以降の本番に向けての準備期間となります。
来月上旬は学生邦楽関連イベントに裏方で参加したり出演したり、来月下旬は三度目の正直のコンクール、そして翌週は演奏会の助演と続きますので
今のうちに先行して曲の弾き込みなどしたいところ。

そういえばこの学生邦楽関連イベント=全国学生邦楽フェスティバルなのですが、ちょっと真面目な話を。

初めて参加したのは大学三回生の夏でした。2012年だったかと思います。
当時は邦楽をそこまで志しておりませんでした。
いわゆる大学のサークル活動の延長と考えていたのですが、会場の京都に行き、周りの演奏を聴いてとても驚いたのを覚えています。
井の中の蛙とはまさにこのことで、サークル内では上回生の先輩方に技術を教えてもらい、その先輩方がいわば神みたいなもので、
サークル内で多少上手く弾けるようになったとしても、自身のサークルの枠を超えてみれば周りのレベルが想像以上の高さで、
とても強い刺激を受けました。
当時、学フェスのコンサート内で尺八演奏家のO萩さんが大学OBとして出演されていて、(いずれ有名なコンクールで最優秀をとられました)
その演奏を聴いた時に、「ああなりたい」なんて思ったのが全ての始まりです。
あの時期にあの会場で、あの演奏を聴けたからこそ、僕自身にとても強い影響を与え、人生も大きく変わったように感じます。
そういった意味でもこのイベントは僕にとって大事なもので、大切にしていきたいものでもあります。
今こうして、運営として関われていることは、本当に嬉しい事です。

コロナ禍ではありますが、来月は頑張って皆に楽しんでもらえるような良い学フェスにしたいです。
半年近く前から運営スタッフとして尽力し、ここまでこれました。
集まりましょう、楽しみましょう。そして頑張りましょう笑

掲載日時:2021-07-07

コンクール延期

6月に入りました。梅雨とはいえ晴れの日が多く不思議な感じです。
梅雨入りが早い段階で発表されていましたが、意外と降らずに今日日まで来ましたので
なんやかんや例年通りなんでしょうか?朝は寒いが昼間は暑い体調管理も少し大変です。

さて以前からご案内しておりました6月中旬のコンクール、コロナの状況があまり良く無く改めて8月に延期となりました。
去年の6月予定だったものがここまで伸びると、また延期になっても何も思わなくなってきました。笑
とはいえ6月中旬を狙って張り替えに出した三絃の皮が8月まで良い状態を維持できるのか不安ではあります。
気にしすぎなんでしょうが、決して安くないですし、そもそも出し惜しみしたくない気持ちだったので、張立てではないのはちょっと残念ではあります。
梅雨本番の6月中旬開催よりは真夏の8月の方が結果としては心配は少ないでしょうか?



そういえば先月末に大阪谷町九丁目の演奏会に足を運びました。
昨年出演させていただいた会で、お客様とも距離が近い演奏会。その日は客席でしたが、どれも勉強になる演奏ばかりでした。
とくに感じたのは自身の曲の聴き方が少し変わった点。
自分で舞台で演奏する際に気を付けている点や音の響き、発声、バランスなど、、あぁなるほどそう弾くんだとかそう節を持っていくんだとか、
先生方に教えていただいて改めて意識するようになった点が自然と聴く時も意識するようになっていました。
不思議と曲の聴こえ方も変わり、そこにいくまでの過程、そうする理由、その深みが見え隠れてしているようで、
そこがまた面白いというか勉強になりました。(自分がこんなこといえた口ではないんですが、、)




WEBの仕事の延長のお手伝いも、着々と進んでおります。
前回のひとりごとにも書いた通り、1つは師匠菊重精峰先生のWEBサイトでしたが、
もう一つのお手伝いは「全国学生邦楽フェスティバル」のホームページリニューアルでした。

全国学生邦楽フェスティバルの公式ホームページ(https://gakufes.net)

いつも書いていますが、、
評判もよく、何か役に立てるというのは、本当に嬉しいです。

掲載日時:2021-06-04

近畿地方も梅雨入り

早いもので5月中旬になりました。来月のコンクールまで1ヶ月をきり少々の焦りもありますが、
個人的に張り替えた三絃の皮が梅雨の影響をモロに受けそうで毎日ヒヤヒヤしながらケースを開けています。
三絃は湿気に弱いといいますが、特に張っている皮が空気中の水分を含み緩んできたり、逆にカラッと乾燥すると一気に皮が乾いて亀裂に繋がったりするようです。
張り替えたてで久しぶりに楽器がもつ本来の音を出せているような気がして嬉しい反面、必要以上にデリケートになっております。笑

それにしてもこの時期に梅雨に入るのはこのエリアでは過去一番のようです。かと言って梅雨明けが早まるわけでもなく、なんともやるせない。
コンクール会場のある九州も少し前から梅雨入りしており、コロナのこともありますが色々と気を遣いそうです。

WEBの仕事の延長のお手伝いも、着々と進んでおります。
そのうちの1つは師匠菊重精峰先生のWEBサイトでした。既に公開されておりますので良かったらご覧ください。

箏・三絃演奏家 作曲家の菊重精峰の公式ウェブサイト(https://minenokai.jp)

手作りではありますが評判もよく、何か役に立てるというのは、本当に嬉しいです。

掲載日時:2021-05-16

コンクールのご報告

気づけば4月、新年度を迎えました。
相変わらずのコロナ禍で、昨年よりもなんだか身動きが取りづらい日々ですが感染対策は勿論、普段の生活からも健康を意識するようになりました。(よく寝る)
さて先月末にありました「利根英法記念邦楽コンクール」、残念ながら結果は残すことは出来ませんでしたが得るものが多いコンクールでした。ライブ配信もありましたので、たくさんの方から激励のお言葉を頂きました。嬉しいお言葉もあれば、厳しいご指導も。
改めまして、応援して頂きました皆様ありがとうございました。

もちろん師匠からもしっかりと喝を頂き、自分自身の演奏を見直す良い機会となりました。
1週間ほどは言われたことを自分の中で納得するまで、ただただ三絃を弾いておりました。
自分の中で答えも少し出せたので、今は次に控えている6月の「熊本邦楽コンクール」に向けて、与えられた課題を少しでもこなせるように稽古に打ち込んでおります。

さて、コンクールモードだったお稽古も普段の稽古に戻り、しばらくは落ち着きそうです。
今年は普段こなしているWEBの仕事の延長で邦楽関係のお仕事のお手伝いをご依頼頂いており、合間の時間を作ってはコツコツとご依頼をこなしております。
昨年はただただバイクで東西南北を駆けていましたが、コンクールもあって今年の上半期は邦楽三昧になりそうです。

掲載日時:2021-04-13

チャリティ演奏会無事に終わりました

先日の3月7日にございましたチャリティ演奏会、無事に終わりました。
会場は午前午後ともに多くのお客様にお越しいただき立ち見はコロナのこともあり難しいため、
ロビーにも多くの方がお待ちになられていました。



既にご存知の方が多いですが、三代星田一山先生が昨年12月に亡くなられ、この追善演奏として終曲に「残月」が演奏されました。
生前何度もお会いしお話する機会がありましたが、もうお会いできないのは本当に寂しいです。
楽屋が一緒だったりした際に、邦楽の話だけではなく車からバイクから何から何まで共通の話題があり、
延々と話が終わらなかった思い出があります。
ライブなど催された時は、話が長いとよくお叱りがあったようです。笑
先生とは初めてお会いしたのは、峰の会に初参加の2012年で、演奏会の度々でご一緒してはたくさんのことを教えていただきました。
尺八だけではなく、合奏指揮もとられ大阪音大では箏もされておりましたから、広い視野で捉え学ばれた、数多くのことを勉強させて頂きました。
何よりジョークが面白く、ユーモアあふれる楽しい先生でした。

上の写真はチャリティ演奏会発起時から蜜にご尽力頂いておりました先生方による「残月」これまでに聞いた残月の中でも、とくに心に残る演奏で、
レベルとかそういう話ではなく、空気感、そして一つひとつの歌、音全てに思いが込められているのを感じました。

別で菊重精峰先生作曲の「あの虹の向こう側に」も演奏致しましたが、
事前のリハ時に先生から星田先生への気持ちをこめて演奏をお願いしますとご説明があり、
当日は少しでも感謝の気持ちも含めてお伝え出来たかなと思っております。

僕自身もたくさんの別れを経験してきましたが、失って初めて気づく大切さ、そしてもっと勉強させて頂ければ良かったとその都度思います。
そしてその度に、何をすべきかを再認識します。

掲載日時:2021-03-12

気づけば2月に

コロナ禍ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言が延長となり身動きが取りにくい毎日ですが、関東の感染者も減減少傾向にあり春が近づいているのを感じます。

最近の菊怜峰はと申しますと、ありがたいことにお一人新しくご入門されまして先日初稽古がございました。
小学生の男の子ですが、元気いっぱい気になることはなんでも質問してくれる、やる気に満ち満ちた可愛らしいお弟子さんです。
僕自身の稽古も先生に質問責めすることがたまーにありますので、鏡を見ているような気分になりました。笑

一つ思いましたのが、質問されてもすぐ答えが出る自分は、おそらく先生にたくさん質問してきたからなんだろうなと。
だから先生自身もこれまでにたくさんの疑問をしっかりと解決されて来たんだなと、そりゃ当たり前ですが改めて思いました。



演奏会とは異なりますが、来月の末にこちらのコンクールに出場します。
全国各地の強者揃いのコンクールですが、自分自身の今の演奏を菊重先生以外の先生方に聴いていただける貴重な機会。大切に演奏することを心がけます。
同門で先生の御子息であられる菊重絃生さんも出場されるので、ライバルとなります。当日に向け、互いに切磋琢磨し悔いない結果を残せれるよう頑張ります。

当日はYouTube配信もあるとか?コロナ禍のためにコンクール運営の皆様も何かと新しい試みをされていらっしゃるのですね。
変な緊張しなければ良いのですが。笑
あと1ヶ月と少し、、気合入れて稽古に励みます。

掲載日時:2021-02-16

新年あけましておめでとうございます

みなさま、新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

コロナ禍での初の正月、家でぬくぬくして過ごしておりました。
大晦日・正月特番を見たり、近所の神社へ初詣に行ったり、映画を見たり中々にStayHome出来たように思います。
とは言いましても、寒さはありますが天気が良く、修理から帰ってきたバイクの調子も確認したくて何日かはバイクに跨っておりました。
(これがまたすこぶる調子が良い、詳しくTwitter参照)

さて年もあけて2021年、最後の二十代となりました。
今年は前半に大きなコンクールが2つ控えており、それらに向けしっかりと稽古、また研究をしていきます。
そしてまだ先になりますが、今年の11月、来年の2月にそれぞれ自主企画が控えておりまして、しっかりとこちらの準備も進めていきます。
加えて、例年に比べ減りはしましたが、いつもお世話になっております社中としての定例の演奏会が控えておりますので、疎かにならないように稽古に励みます。

決意表明のようになりましたが、笑
挑戦と飛躍、しっかりと手に出来る一年を目指していきます。

そういえば初日の出の写真に「挑戦と飛躍の年」に相応しい、離陸する飛行機が写っていました。


関東では週末からまた緊急事態宣言のようですね、大変ですが、耐えて耐えて乗り切りましょう。
じきに春が訪れます。

掲載日時:2021-01-04